HOME

「経済思想」(2004年度前期)

橋本 努

◆講義計画

 

 

 

 

 

1

4/6

Tue

 

ガイダンス

2

4/9

Fri

 

国立大学改革論

3

4/13

Tue

 

学問とは何か:ウェーバー『職業としての学問』(岩波文庫)

4

4/16

Fri

 

分析的マルクス主義の思想(ローマーとコーエン)

5

4/20

Tue

 

尾近裕幸・橋本努編『オーストリア学派の経済学』日本経済評論社

6

4/23

Fri

 

休講

7

4/27

Tue

 

尾近裕幸・橋本努編『オーストリア学派の経済学』日本経済評論社

8

4/30

Fri

 

尾近裕幸・橋本努編『オーストリア学派の経済学』日本経済評論社

9

5/4

Tue

 

(国民の休日)

10

5/7

Fri

 

尾近裕幸・橋本努編『オーストリア学派の経済学』日本経済評論社

11

5/11

Tue

 

小テスト

12

5/14

Fri

 

休講

13

5/18

Tue

 

マルクス・エンゲルス『ドイツ・イデオロギー』(新日本出版社)

14

5/21

Fri

 

マルクス『経済学・哲学草稿』(岩波文庫)

15

5/25

Tue

 

マルクス『ゴータ綱領批判』(岩波文庫)

16

5/28

Fri

 

ウェーバー『宗教社会学論選』(みすず書房)

17

6/1

Tue

 

ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫)

18

6/4

Fri

 

休講(大学祭)

19

6/8

Tue

 

アーレント『人間の条件』(ちくま文庫)

20

6/11

Fri

 

マルクーゼ『エロス的文明』(紀伊国屋書店)

21

6/15

Tue

 

ハーバーマス『公共性の構造転換』(未来社)

22

6/18

Fri

 

ヴェブレン『有閑階級の理論』(ちくま文庫)

23

6/22

Tue

 

ボードリヤール『消費社会の神話と構造』(ちくま文庫)

24

6/25

Fri

 

環境の経済思想(カーソン『沈黙の春』新潮文庫など)

25

6/29

Tue

 

自由主義の思想

26

7/2

Fri

 

(予備)

27

7/6

Tue

 

(予備)

28

補講

 

 

大学院受験のための学問技法(希望者がいる場合)

 

 

◆成績について

出席、小テスト、小レポート、および、発言の積極さを評価します。単位取得の難易度は、諸講義の平均に準じます。

@受講に必要な手続きとして、「履修用アンケート」を履修登録期日(4/16)までにご提出ください。その際、必要な箇所はすべて明記してください。図書リストについては、例えば「上巻・下巻」のように二冊以上にまたがる本を「一冊」として数えます。

A『オーストリア学派の経済学』に関する小テスト(テキスト持ち込み可)を必ず受けてください。

B小レポートとして、Aに関する講義以外は、毎回講義の最後に「講義用A4用紙」を配りますので、そこに授業に関する事柄などを書いて、次回の授業の最初に提出してください(1,200字以上)。(Microsoft Wordで作成、A4用紙、余白は上下左右すべて30mm、文字数:40字×40行、10.5ポイント、MS明朝体century、フッターにページ数を挿入、作成者の名前・学籍番号と日付を最初に明記。「です・ます調」は不可。「である調」で統一。手書きは不可。)HPにおけるサンプル(B6レポート)を参考にしてください。なお小レポートの遅刻提出は0.5回分として扱います。小レポート提出が6割未満の人は、「未履修」となりますのでご注意ください。

C提出された小レポートはすべて、最後に、文章を推敲して、一つのワード・ファイルにまとめて、7/27, 24:00までにEmailで送付してください。(ファイルの保存を忘れないで下さい。)すぐれたレポートをサンプルとしてHPに掲載します。

D小レポートの提出を8割満たした場合には、期末レポートを免除します。小レポートが6割以上8割未満の人、あるいは、小レポートを8割以上提出したけれども発言等において授業に積極的に参加をしなかった人は、以下の要領で期末レポート(4,000-8,000字程度)を提出します(書式は小レポートと同様です)。また期末レポートは、Emailで送付すると同時に、プリントアウトしたものをフロッピーディスクといっしょに提出します。内容は事前に相談して決めますので、提出される方は、6/25までに申し出てください。レポート内容については、HPにおけるサンプルを参考にしてください。

 

期末レポートの提出手順について

1.「研究発表の計画書」を提出する。

629日(火曜日)12:00-12:30に、橋本研究室にて直接ご提出下さい。

「研究発表の計画書」は橋本努のホームページの「講義 経済思想」からPDFファイルをダウンロードして作成下さい。その際、すべての項目を十分な量で記入してください。文献を20冊すべて、出版年や出版社の情報を含めて、完全な情報でリストアップしてください。計画書の作成において形式と量を満たさない場合には、不合格となります。

研究テーマは、講義内容や経済思想・政治哲学に関係するものに限定します。テーマと論文作成スタイルについては、橋本努のホームページの「講義 経済思想」にある「期末レポートのサンプル」を参考にしてください。

研究テーマが了承されるかどうかについては、629日よりも以前のオフィス・アワーを利用して、事前にご相談下さい。

2.相互評価を受ける。

7月13日(火曜日)8:45 講義室に、レポートのコピーを四部持参して、集合してください(時間厳守)。形式と量を満たした論文を提出してください。学生同士で読み合い、他の学生のレポートに対する「評価表」を作成します。評価の最低ラインを満たさない人は、不合格となります。HP「講義 経済思想」の「レポート評価用紙」をあらかじめ参考にして、レポートを作成してください。

7月6日(火曜日)12:00-12:30は、橋本努研究室にて、期末レポートに関する相談を受け付けます。 

3.期末レポートを提出する。

727日(火曜日)12:00までに、プリントアウトしたものとフロッピーディスクを封筒に入れて、教務課窓口付近のレポート・ボックスに提出してください。同時に、Eメールにて、橋本まで提出してください。

なお、提出していただいたレポートをさらに書き直してもらうことがあります。各自提出する際に、名前と学籍番号のほかに、メール・アドレスを書き添えてください。

*なお出席・遅刻回数に関する問い合わせは、成績発表以前に応じることができません。あらかじめご了承下さい。

 

 

◆オフィス・アワー

オフィス・アワーとは、研究室で先生と議論したりおしゃべりしたりする時間帯のことです。火曜日の講義後、12:00-12:30に設定しています。どうぞお気軽に、遊びに来てください。

 

◆参考文献

・【必読】尾近裕幸・橋本努編『オーストリア学派の経済学』日本経済評論社2003.3.刊行.\3,000-→あらかじめご購入下さい。

・【参考】橋本努『自由の論法──ポパー・ミーゼス・ハイエク』創文社,1994.

     橋本努『社会科学の人間学――自由主義のプロジェクト』勁草書房1999.

    オドリスコル=リッツォ著、橋本努ほか訳『時間と無知の経済学』勁草書房,1999.

・【経済思想に関する最良の入門書】大田一廣/鈴木信雄/高哲夫/八木紀一郎編『経済思想史──社会認識の諸類型──』名古屋大学出版会,1995.

 

◆「経済思想」図書リスト

入門書:@猪木武徳『経済思想』、A竹内靖雄『市場の経済思想』、B間宮陽介『ケインズとハイエク』、C桂木隆夫『市場経済の哲学』、D岩井克人『貨幣論』、E『命題経済学コレクション』、F馬渡尚憲『経済学のメソドロジー』、G松嶋敦茂『現代経済学史18701970 競合的パラダイムの展開』、H山崎正和『柔らかい個人主義の誕生』

岩波新書必読の名著:@大塚久雄『社会科学の方法――ヴェーバーとマルクス』、A大塚久雄『社会科学における人間』、B向坂逸郎『資本論入門』、C内田義彦『資本論の世界』、D内田義彦『社会認識の歩み』、E山之内靖『マックス・ヴェーバー入門』

岩波文庫必読の古典:@マルクス『共産党宣言』『賃労働と資本』『賃金・価格および利潤』、Aウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』『職業としての学問』、Bロック『市民政府論』、Cルソー『社会契約論』『人間不平等起源論』、Dミル『自由論』、Eニーチェ『道徳の系譜』、Fカント『啓蒙とは何か』、Gプラトン『メノン』『国家』、H吉野源三郎『君たちはどう生きるか』、Iデカルト『方法序説』『精神指導の規則』

研究書­­:@西部邁『ソシオ・エコノミックス』、A間宮陽介『モラル・サイエンスとしての経済学』、B関廣野『新版プラトンと資本主義』、Cボールディング『経済学を超えて』、Dボードリヤール『消費社会の神話と構造』、E今村仁司『排除の構造』、Fポラニー『経済の文明史』、G吉沢英成『貨幣と象徴』、Hアグリエッタ/オルレアン『貨幣の暴力』など。